私たちの取り組み
看護について
私たち介護職員だけで介護が完結するとは考えていません。
利用者様の生活をつぶさに見守って異常を発見するのは介護職員ですが、その先の医療に近い部分では看護師の範疇であると考えます。
病院とのカンファレンスに看護師が参加して介護職員と情報共有を行い、利用者様にとってのよりよい生活のあり方を提示していく、それが看護師の役割。
利用者様の病状をより理解しているからこそできる介護です。
介護と看護がともに行動することで、私たちの目指す介護に近づくのです。
介護課、看護課、予防課がチームを組み、利用者様に取り組むのが萌福祉サービスなのです。
- 健康であり続けることにこだわる
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私たちが「介護から一歩進んだ介護」を行うために健康管理課が存在し、利用者様の生命を守り、安全に日々を暮らすためのイニシアチブをとっています。
「入院率3%以下」を実践するために、多数在籍している看護師と介護職員がともに手を携え、体調変化に迅速に対応して、素早い治療に結びつけています。
そのため看護師が独自で物事を判断したり、基準に達しない健康管理を行わないよう判断基準を明確化、利用者様の情報収集を始めとして生命を守る方策を実施しています。
- 早期発見・早期治療を実現する
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判断基準を明確化し、何気ない時に見せる元気のない顔、勢いのない声、しぐさの変化など、どんな些細な変化も見逃しません。
介護職員が感じる「いつもと何かが違う」は、すぐさま看護師へ報告されるシステムを構築、看護師が利用者様の元へ赴いて、医療的な視点から観察を重点的に行います。その上で主治医への状態報告を行い、早期の受診を行います。
また些細な変化は表立って見えないことも多く、1日3回、朝(夜間の状態変化)、昼(午前中の状態変化)、夕(午後からの状態変化)に全利用者様のバイタルなどの状態変化を介護記録システムと照合し状態を把握、看護師、もしくは管理者へ定例報告を実施し、お一人おひとりの体調の崩れを見逃さず、医療機関の早期受診へ繋げます。
それぞれの専門職が、それぞれの役割を毎日果たしながら、利用者様の健康管理を実施。“ソフト(職員の目)”と“ハード(システム)”でフォローし、事業所ごとの連絡体制もしっかり整えて早期発見・早期治療をサポート。低い入院率を実現するべく、健康で安心な生活を目指します。
- 医療と生活の両側面を支える
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介護現場に看護師が多数いる理由として、生活レベルに密着した様々なケアを専門的視点で行える点が挙げられます。
食事ケアや排泄ケアなどはもちろんのこと、インシュリン皮下注射介助、経管栄養介助(胃ろう、胃管)、創傷処置補助、点滴投与補助など、簡単に行うのが難しい医療的処置全般を担うのが役目と捉えています。
またそれに伴う薬剤管理や投与補助などももちろん実施し、医療に特化するのではなく、利用者様の生活をいかに意識できるかに主眼を置いて日々関わりを持っています。
- 拡大させない感染症
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感染症と聞くと冬季に流行するのを想像しますが、一年を通してその危険が存在します。
なにより大切な「利用者様の生活の場」だからこそ、「感染症にかからない・持ち込まない」を肝に銘じ、感染経路の遮断に全力を注ぎ、罹患率0%を目指して利用者様の生活を保障する取り組みを実施しています。
また罹患後は「感染拡大予防ステージ」と呼ばれる社内規約を定め、「拡散しない・させない・防ぐ」を念頭に感染拡大対策にも取り組んでいます。
各々のステージにて実施すること、行ってはいけないことを詳細に設定、柔軟に、かつ徹底的に対応して利用者様の生命を守る実績を残しています。
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