私たちの取り組み
介護について
私たちは「あたりまえの生活を送る」をテーマに日々利用者様と向き合っています。
いつもと様子が違う、顔色が悪いなど異常に気づくのは普段の暮らしを理解しているから分かるものです。
その人にとっての「あたりまえ」とは何なのか。爪が切れてる、髪がきれい、顔が洗われているなど、気づくのが難しいこのあたりまえにフォーカスして、その人を知ろうとすることが異常の早期発見にも繋がるのです。
ご家族様でも気づけないことに気づく、そして「なんかいつもと様子が違う」を感じて、看護とタッグを組んで解決にあたるのが私たちの介護です。
- あたりまえを実現する
-
利用者様が送っていたあたりまえの生活をこの先ずっと続けるために、私たちはそのフォローを行っています。
ベッドや室内で過ごすことが多くなってくると、他者との接触も少なくなり疎かになりがちです。「生活するために他者と関わるから整容する」というロジックの欠損は、身体機能の低下や他者との関わりの希薄化などに起因します。
私たちは欠損してしまったロジックを復活させるために、予防課の職員と共にリハビリを行うなど様々なフォローを行い、整容を行って人のつながりを広げ、かつての「あたりまえの生活」を継続いたします。
生命維持に直結しないものの、生活意欲を向上や身体状況に良い影響を与えつつ、人としての尊厳や社会の中で自立した個人としての自信を保つためにも、習慣化した整容と「あたりまえ」を叶えます。
- パートナーシップ制度で想いを叶える
-
私たちは利用者様の想いや心の奥にしまっていることを引き出して、笑顔になっていただきたいと考えています。
そのために介護職員が利用者様の専任パートナーとなり、普段の生活のお手伝いや悩み事の解決まで、様々な物事を実現する「パートナーシップ制度」を導入しています。
- ICTで全職員による連携サポート
-
私たちの介護は所属課を超えて、多方面から検討することで成り立っています。
そのため課を超えた横のつながりを、より太く強くするべくICTソリューションを導入、より早く専門職員の指示を仰ぐことで問題解決へアプローチします。
また職員がその日行う業務の明確化にも寄与、申し伝え漏れ防止や業務の抜け落ちがないようオーダーシートの提示を行います。
業務を効率よく実行できるから、職員全てがお一人おひとりに関わる時間ができ、より親密に、しっかりと向き合うことが可能になっています。
- 重度の方へのアプローチ
-
私たちはどんな状態の方でも受け入れられるように日々取り組んでいます。
そのためには病院との連携は欠かせないものとなり、密な情報のやりとりがキーポイントとなります。
病院よりも住み慣れた場所で最期を迎えたいというニーズを叶えるため、看護師が病院からの情報をまとめ、介護職員と情報共有を図り、医療行為が限られている中で生活をするためにはどうしたらよいか、様々な取り組みを行います。
ご本人、ご家族様、医療機関、介護職員、看護師が一丸となり、望む生活を叶えます。
- 万が一に備えるのも介護
-
何事もなく過ぎる毎日のことだけを考えた介護は介護ではありません。
万が一、もしかしてを考えると災害というファクターは介護から切り離せません。
私たちは全事業所において、常に4,000食以上の食料を備蓄し、ライフラインが寸断されても安定した食事の提供を可能にしています。
これらの備えはなくてはならないものであり、利用者様の安心に寄与しています。
© 2016 MOE Welfare Service Co.,Ltd.